自動巻きの機械式時計は大変楽だが…

独特の風情とゼンマイを動力としているという特殊性から、現在でも大変人気がある機械式時計。一方で、機械式時計初心者の中には、日々のゼンマイ巻きを面倒に感じてしまう人も多くいます。そのような人たちに好まれるのが自動巻きの機械式時計です。自動巻きでは日常的な動作によってゼンマイが巻き上がる機構が搭載されており、日々のゼンマイ巻きから解放してくれます。しかし、その仕様を正しく理解しておかなければ、使い始めた段階からつまづいてしまうことがあるので、注意しておかなければなりません。

購入直後は動力が足りていないのが一般的

自動巻きの機械式時計は、日常的な動作から動力を得ています。しかし、ショーケースに並べて販売しているものを毎日振り回すわけにもいきませんので、購入直後のものについては動力が足りていないのが一般的です。そのため、自動巻きであろうとも最初はゼンマイを巻いて動力を補給してやる必要があります。これをやらずにいると、クロノグラフや日付け送り機構が上手く動作しなかったり、時間が大きくずれてくることがあります。中には「初期不良だ」と言って早々に修理に持ち込んでくる人もいますが、自分の知識不足を露呈することにしかなりませんので、気をつけておきましょう。

装着時間が短かった場合もゼンマイを巻いておこう

一般的に自動巻き機構によるゼンマイ動力の補給には、8時間程度の装着が必要であると言われています。つまり、これより短い場合は動力不足に陥ってしまう可能性があります。その場合は購入直後と同じように、ゼンマイを巻いて動力を補給してあげる必要があります。ゼンマイに動力を与えることは、機械式時計においては最重要な手入れだと言えます。自動巻きだからと言って、全てのゼンマイ巻きから解放されるわけではあないということを、しっかりと肝に銘じておきましょう。

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